機械科電車班第3回目の授業を行いました。
機械科電車班第3回目の授業を行いました。
今回の授業では、東武鉄道株式会社鉄道事業本部技術統括部車両部の皆様と5インチライブスチーム(C11207SL大樹)の研究製作における製作図面作成をどう進めていくかを話し合いました。とは言っても、将来お世話になるかもしれない企業の偉い方々ですので生徒達は緊張してなかなか言葉が出ませんでした。後半、先日鬼怒川線で発生したSL大樹のトラブル話などで話が弾み、和やかなムードで打ち合わせが進みました。
東武鉄道様からご提供いただく図面(C11)は数百枚あるためライブスチーム製作に必要と考えられる図面を技術部の方が厳選していただけることになりました。
まずは、SolidWorks(3DCAD)でいただいた2Dの図面を原寸のまま入力して、出来上がった部品を3DCAD上で組立て確認しながら模型の寸法に変換して行きます。C11の図面は100年以上前に描かれたもので、その後コピーをかさねて修正されてきたものなのでみずらく、作業は難航しそうです。
C11のフレーム部分の図面(これを見て3DCADに入力して行きます。)
授業の時間だけでは終わらないので、放課後も頑張って入力します。
ライブスチームの製作は2年計画で進めます。令和5年度は、下まわり部分(フレーム、車輪、ピストン、クランク)を製作して、次年度にボイラ、運転台など残りの部分を製作して完成を目指します。
次回の授業では、また南栗橋車輌区に出向き、整備が完了したC11207大樹の試験走行を見学します。実際に動いているところを見るのは初めてなので楽しみです。