「ミニSL大樹」車輪づくり
「ミニSL大樹」車輪づくり
春日部工業高校の機械科には、複合工作機械という最先端の工作機械が入っています。その工作機械を用いて「ミニSL大樹」の車輪を製作しています。電車班では、ほんものの図面(東武鉄道提供)を元に、そのしくみを理解するため8.4分の1サイズの模型を3Dプリンタで製作中ですが、実際に製作する部品も平行して製作しています。
車輪の材質は、S45C(機械構造用炭素鋼鋼材)を用いています。耐摩耗性にすぐれ熱処理(焼き入れ)により強度を増すことができる材料ですが、アルミニウムなどと比較して削るのが大変です。
最先端の工作機械を用いているので、動画のようにダイナミック加工(高速切削できる)を用いて加工しています。プログラムは、対話型のため入力は簡単ですが、CAD(コンピュータ製図ソフト)を用いて座標データを作成するのに苦労しました。(安心して下さい。数学が苦手でも機械が自動計算してくれるのでなんとかなります。)
プログラム入力そのものは、それほど難しくありません。
既に、h9で軸穴を加工済みの車輪です。
最先端の複合工作機械は、主軸が2つもあります。
スピードが速いので刃物(超硬エンドミル)が折れそうで怖いです。
思っていたよりも短い時間で加工できてびっくりです。さすが最先端!!