【校長より】6/21 県公立高校の募集人員発表

 いつも本校のHPを御覧いただきありがとうございます。既に掲載のとおり、機械科3年生の課題研究電車班が6月18日に行われた東武鉄道様「スペーシアXカウントダウンイベント」に参加させていただきましたが、その後多くの反響をいただきました。今週月曜日からのHP閲覧数は飛躍的に上昇し、1日4千以上のアクセスをいただいております。誠にありがたいことです。今後も本校の取組を常時発信していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 普段は本校の行事を中心に記事を書いておりますが、本日は県教育委員会から令和6年度の埼玉県公立高等学校第1学年の募集人員の発表がありましたので、この件について少し触れたいと思います。本校は前年度と変更なく、機械科、電気科、建築科それぞれ2クラスずつ計240名の募集となりました。中学生の皆さん、保護者様は希望の学校の募集人数を気にしていたことでしょう。おそらくこの後「入学者選抜実施要項」が県教育委員会から発表され、令和6年度入試について詳細がつかめてくるのではないかと思います。募集人員について見てみると工業高校は普通科の高校に比較して施設・設備の関係上、クラスの増減をしにくい面があるようです。県工業高校全体では昨年度、大宮工業高校と浦和工業高校の統合が発表され(令和8年度に新校ができる予定です)、その結果、令和6年度入試から浦和工業高校の募集が無くなりました。工業高校以外にも昨年度5件の県立高校統合が発表されたことにより、今回5校が募集停止となっています。校長として、また県公立高校に勤務する一人として、この現実を直視しなければならないと肝に命じています。今まで以上にそれぞれの学校の取組を広報していかなければなりません。また、本校においては改めて工業3科の教育内容や学科ごとの特長、進路状況等を丁寧にお伝えしていこうと考えております。いずれにせよ、県内の15歳人口は今後6万人を切り、その後も微減していく見込みであり、その中で各学校が生徒募集を行うことになります。埼玉において私立高校の台頭という言葉はもう数十年前からあるように感じますが、コロナ禍の影響もあってか、この3~4年通信制高校の人気が急上昇しています。この流れは今後も継続するのかもしれません。「タイパ」という語が浸透する中で、従来型(参集型)の学校の特長や魅力をわかりやすく発信し、選択していただく時代だと感じています。 

「令和6年度埼玉県公立高等学校第1学年及び専攻科第1学年並びに県立中学校第1学年生徒募集人員」(県教育局県立学校人事課)

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/24599/r6gaiyou.pdf