【校長より】9/27 授業公開及びPTA実習見学会実施中

 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、今週に入りだいぶしのぎやすい気候になってきました。朝夕は場所によっては寒いときもあるかもしれません。生徒の皆さん体調管理に気を付けてくださいね。先々週まではコロナウイルスによる学級閉鎖もありましたが、現在はかなり落ち着きを取り戻してきました。感染者が減った要因としては、率先して担任、学年の先生方、保健環境部の先生方が動いてくださり、換気指導を徹底してもらったことにあります。エアコンの関係で窓の開放がおろそかになりがちですが、是非このまま換気の徹底を継続してもらいたいと思っています。さて、そんな学校ですが、今週いっぱい授業公開、PTAによる実習見学会が行われています。先生どおしも勉強のために授業を見学したり、保護者の皆様に普段あまり見ることのない実習の様子を見学したりしてもらう試みです。私自身は教壇を離れて十数年経ちますが、やはり先生方が生き生きと熱心に授業をされている様子を参観しますとなんともうらやましくなります。当たり前のことですが、一日のスケジュールの中で一番長いのは授業であり、学校にとってこれが命でもあります。座学以外にも工業高校ならではの実習もたくさんあるわけで、思う存分保護者の皆様には参観していただきたいと思っております。私は昨日、建築科曽原先生の授業を参観しました。1年生の「建築計画」という授業で国民的なアニメの「間取り」から建築計画を学ぶというものでした。国民的アニメとして登場したのは、「ドラえもん」「サザエさん」「くれよんしんちゃん」の3本です。私は知らなかったのですが、ドラえもんが開始された昭和44年の(旧)「間取り」が平成4年の(新)間取りに変更されていました。生徒たちはその原因・理由を考えグループで話し合っていました。もう一つは、「サザエさん」と「クレヨンしんちゃん」のそれぞれの間取りを比較して、昭和時代と平成時代の建築の特徴を考えてみるといったものでした。アニメというフィルターを通して建築を覗いてみると新しい発見があったようです。生徒の皆さんの動機付けも強くなりますね。「楽しくて力がつく」これが授業(実習)の一つの理想形ではないかと思います。よりよい授業実践のために今後も学校全体で検討していきたいと考えています。そのためにも、多くの皆様に学校に足をお運びいただき、ご意見を頂戴したいと思っております。29日の金曜日までどうぞ宜しくお願いいたします。